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【 10月7日 】 感謝・感謝の婚約指輪
ケビンが珍しく買い物に行こうと言い出した。おかしいと思いながらついていくと、ジュエリーショップだった。
ちょっぴりバレバレの演出にちょっとウケル(^^;)
結婚指輪を見るのかと思ったら、ダイヤを見ているケビン。
「ちょっと、婚約指輪はいいよぉ〜もったいないから・・」と私。
「でも、一生に1回だから・・・」とケビン。
「でも、そんなお金あるんだったら他のにまわそうよ。」とどこまでも現実的な私。
結局、ケビンに押し切られ、婚約指輪を買ってもらうことになった。
ここから、リサーチャー・ケビンの本領発揮。
数店、宝石店へ行っては、カット・カラー・クオリティーを事細かにチェック。
仕舞いにはノートにメモするぐらい・・・当の私は、ダイヤよりバンドのデザインを選ぶだけ。
結局、私が気に入るバンドが見つからず、あきらめかけた時、オーダーメイドで作ってくれるという店を発見。
ケビンも私も「これは縁だ!」と即決。名前まで入れて、私の帰国まで間に合わせてくれるという。
2人は大喜び。これで、日本に持って帰れる!!!!っと、喜ぶ私を翌日の電話がぶち壊した。
「すみません。バンドの到着が帰国の日にしか来ません。なので、ダイアをはめ込む作業とグリービングは
間に合わないのですが・・・・・」
さすがの私もこれには切れた。
「ええ?!間に合うって言ったじゃない!だから買ったのに!!!!!!!」
「まあまあ、日本まで保険かけて送ってもらうように言っておいたから・・・・」といつまでも温厚なケビン。
それでも、私の気は収まらない。結局、ケビンに宥められ、シブシブ諦めることに・・・・。
”メールで送られてくる婚約指輪なんて聞いたことない!!”

しかし!!
神様は私たちを見放しませんでした!
帰国の日、私はいつものようにケビンの授業が終わるのをオフィスで待っていた。
そこへ、電話が・・・。どうしようか、迷ったあげく、「最終日で誰か友達が電話してくれているのかもしれない。」
と、いつもは取らない電話を取った。

出ると指輪のお店だった。
「ケビンさんの携帯ですか?」
「はい。そうですが・・」ちょっと、ムッとする私。また問題発生?!
「指輪が間に合いました。」
「ええ?!」
「どうされますか?」
「もちろん、今から取りに行きます!!!」
とケビンの授業が終わるのを待って、即効で取りに行った。
着くと、担当の女の人が笑顔で指輪を持って待っていてくれた。
聞くと、私の帰国に職人さんが間に合わせてくれたらしい。そして、それを持って彼女が
名前を彫る工房まで車を走らせてくれたらしい・・・。で、彼女は何回も電話をしてくれてたそうだけど、
それに私たちが全く気づかず、私が取った電話が今日のラストコールのつもりだったらしい。
ひえぇ〜危なかった〜。
それにしても、この偶然と、ケビンを初め、色々な人の親切を受けて届いたこの「婚約指輪」は
私にとって、とても意味あるものに思えた。
大げさかもしれないけど、「私は色々な人にこんなにしてもらって、幸せ者だな」と
全てのことに感謝した。
この感謝の心を忘れないようにしていきたいと思った。



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