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2004年 2月

【 2月13日 】 『花うさぎ』さんとの出会い
今回、何を決めるにも私が大切にしているもの。
予算・・・・・・・・・まぁ、これもあるけどね。(^^;)
ずばり『縁』&『人との出会い』

披露宴をするレストランもそこのサブマネージャー松尾さんのキャラクターが
すごく親しみやすかったのが決め手。
実際、話していても彼の「適当さ」・・・・いやいや、「おおらかな性格」が
毎日通いたいって気持ちにさせてくれる。

そういう感じで衣装屋、写真屋さんを決めていった。

さて、教会は前回も書いたように、すべて自分で飾り付けをしなければならない。
となると、トータルでコーディネートしてくれる人をさがさなければならない。
困った・・・・。
数軒、近所のお花やサンを回ってみた。
みなさん、予算内でできますよ。と言ってくれるけど、なぜか「じゃ、お願いします」と 言えなかった。
お花やさんが感じが悪いわけではない。(1部を除いて・・)
でも、何かが違う。
田舎育ちの私は、ビジネス的な所はどうも苦手だ。
それが引っかかっていたのかもしれない。
そんな時に、友人の知人から聞いた『花うさぎ』さん。
そういえば、そんなところあったなぁ〜。
実は、『花うさぎ』さん、私もその存在は知っていたものの、ちゃんと営業しているのか 不思議な所だった。まあ、散歩がてら除いてみるか・・・と何も考えずに行ってみた。
畳、3畳ほどの小さな店には「花置き場?」とも思えるほど、花が置いてあった。
店主は40歳?ぐらいのおばさん。トレーナーにジーンズ。 お世辞にもセンスがいいとは言えない。
「失敗したか?!」ちょっと来た事を後悔・・・。
「あの〜、中野さんからの紹介で来たんですが・・。」
「中野さん?誰かねぇ〜」
「あの、ピアノの先生をされている・・・・」
おばさんが中野さんの名前を思い出すまで、私たちはお互い知っている情報を出し合った。
ようやく、
「うん、たぶんあの人やろう」
これで、終わった・・・
結婚式のことを話すと、一言。
「しちゃるよ。(してあげるよ)」
「しちゃるよ」って・・・えええええ?!
呆気に取られる私。おずおずと予算を言うと、
「わかった。じゃ、それでいい結婚式にしちゃる」と・・・おばさん。
なんだかおかしくなってきた。ビジネス的なものを求めているのは私のほうだったのかも しれない。近所のおばちゃんに頼むように、気楽にやれば良かったのかもしれない。
おばさんのあっけらかんとした態度が気に入った。この人にお願いしよう。
写真を見せてもらったかぎりでは腕は悪くなさそうだし、なにより彼女が言った一言、
「私は花の名前はすぐ覚えるちゃけど、人の顔はいっちょん(全然)覚えきらんちゃんね。」
根っからの花好きらしい。
おまけに、彼女の友達は、私が披露宴をする『ハーハービレッジ』のお花を扱う店主と友達らしい。レストランのお花もお願いしようかと思ったら、
「彼女はお花好きやし、彼女に任せとけば間違いないよ。」と断られた。
おまけに「彼女にしっかり頼んどいてやるけんね」とサポートまで得た。
仕事を断る花屋。前代未聞である。

ということで、アットホームな(?)花屋に全てをお願いすることにした。
帰り道、花屋でのことを思い出し、ホクホクした気持で帰ってきた。
ケビンに言ったら、「いいよ!」と彼もおばさんに興味津々。
楽しい式になりそうだ。