今日は最終日。ナスカの地上絵を見に行きます。

朝4時に出発。
ぺぺさんの家に泊まっているアヤちゃんとシカゴに駐在で住んでいる後藤さんという方と一緒に出発。
朝早かったため、ぐっすり車の中で寝る。

8時、パラカスに到着。
ここで朝食を取り、ここから船でバジェスタ島へ。
バジェスタ島はリトルガラパゴス島と言われている小さな島です。
この島には野生のペンギンやアザラシ、海鳥がすんでいます。

途中カンデラプロというナスカの地上絵に似た不思議な絵を見ることができます。
島の傾斜部分に描かれた蝋燭台のような絵です。

30分かけてバジェスタ島に到着。
残念ながらここは国の保護区にあり、上陸はできなくなっているので外側から眺めます。
すごい数の海鳥、アザラシです。
数が多い分だけ匂いもすごいです。
塩の匂いとフンの匂いでちょっと気分が悪くなりながらも、写真を撮ります。
船酔いをする私は、薬を飲んではいたものの、揺れる船にじっと座って眺めていました。

←黒い点がペンギンなのですが分かりますか?

ちょっと船酔いしながら次はナスカへ向かいます。
ナスカはここから3時間程かかります。

またまた車でウトウト・・・・・・

目が覚めるとあたりは砂漠。
それもカリフォルニアで見るような岩砂漠ではありません。
初めてみる砂の砂漠です。

感動!!!

見渡す限り、砂、砂、砂!!(当たり前ですが・・・・・)

思わず運転手さんにストップしてもらい、写真を撮る私達。

砂漠を見ながら長ーい道をひたすら進みます。
途中、何台も車を抜いて(それも一気に3台抜き)対向車にぶつかりそうになったり・・・・・。
ハラハラものでした。
一人で「そこで抜くか?」「それはムリやろう」と突っ込み。
運転手さん私が突っ込んでいることが分かったらしく苦笑い・・・・・・。(注)運転手は日本語が分かりません)

だんだん気温が上がってきたなと思ったら、ミラドール展望台に到着。
ここは一生をナスカの地上絵に捧げた研究か故マリア・ライ女史が建造した観察やぐらです。

彼女のことは以前テレビでドキュメントを見たことがありました。
私も彼女になったつもりでやぐらに登ります。
思ったより薄いライン。おまけに明るすぎて見えにくい。よくこんなのを見つけられたものです。
ここから見えるのは「手」と「木」と呼ばれる絵です。

カンデラプロ
蝋燭台の形に見えますか?

ミラドール展望台

展望台から見た
パンアメリカンハイウェイ

ここから30分ぐらい行った小さな町から6人乗りのセスナに乗って
地上絵を見に行きます。お腹が空いていたけど、ドライバーさんが後でというので
お弁当は諦めてセスナに乗ります。

フライトは30分、合計16個の絵を見に行きます。
はじめはクジラです。
セスナが高いところを飛んでいるせいか思ったより小さく見えます。
右側から左側からと2回旋回して周ります。

想像してください。
飛行機が地上を見るにはどのくらい傾かなければならないか・・・・・
それもご丁寧に、両サイドの人に見えるように左右1回づつ傾きます。

3つ目ぐらいからカメラをケビンに任せ、私は固まってしまいました・・・。
半分ぐらい周ったところで、もう限界。
冷や汗が出てきました。
パイロットさんの説明も遠くに聞こえます。
それを見て、パイロットさん、ケビンにビニール袋を渡します。
ケビンは私にビニール袋をくれたのですが、ここで吐いてはいけないとぐっと我慢していたら、パイロットの助手席に乗っていた男の子、ケビンからパッとビニール袋を取り上げ
ゲゲゲゲゲーッ。(><;)

彼、すごいです。
最後まで吐きながら写真を撮っていました(笑)

私は、半分意識がもうろうとしつつも、なんとか持ちこたえました(--;)
お弁当食べてなくてよかった・・・・・・・

降りてから、一時起き上がれなかったのは言うまでもありません。
とにかく凄まじいフライトでした。
下のはケビンが頑張って撮った写真です。

ガチャピンみたいな
宇宙飛行士

ハチドリ

展望台と
手(右側)と木(左側)

帰り道にまたしてもドライバーさんに停車してもらい、夕日をみることに。
4人で砂山に上って夕日が沈むのを待ちました。

砂漠に沈む夕日素敵でした。

ペルー旅行、最高の締めくくりとなりました。

砂漠を走るケビンと私

リマに着いたのが8時。
今日はクリスマスイブなので、みんなで食事に行くことにしましたが・・・・・・
どこも開いていなかったので、食料買いこんでペンションでパーティーをすることに。
チキン・ケーキなどを買って帰ると、モモカさんたちがワインを開けていました。
ワインを頂き、総勢8人で小さなクリスマスパーティーです♪
楽しかったな。

11時、私達は今晩の飛行機で帰るのでみんなにハグでお別れして空港へ。
くぅぅぅ〜。

クリスマスカウントダウンは空港で迎えました。
クリスマスになった瞬間、お客さんも空港のカウンターの人も、荷物検査の人も、みんな仕事を中断して
ハグ・ハグ・ハグ。
お客さんも、空港の人も、知らない人も
ハグ&握手でクリスマスを祝いました。

終わりに

この旅行は私達夫婦にとって忘れられない旅行となりました。
いつも主人に頼ってばかりの私ですが、この旅で主人にも限界があるのだということを痛感しました。
当たり前のことですが、夫婦はお互い助け合っていくもの・・・・・
私は助けられることばかりを考えていて、彼を助けることを忘れていたような気がします。
これからは、後ろから付いていくような妻ではなく、後ろから押していくぐらいたくましい女性になりたいと思います。

この決心を忘れないように・・・・・・ここに書きとめておきます。

                                                          The End (2005.1.4)

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