今日は昨日キャンセルした「インカの聖なる谷巡り」をすることに。
6000m級の山々に囲まれたウルバンバの谷にある遺跡や村を回ります。
昨日キャンセルしてしまったので、今回はタクシーをチャーターして回りました。
そのタクシーはレオさんが手配してくれました。
英語の話せる運転手をお願いしたのですが、来た運転手ラファイエさんは英語が全く話せず・・。
でも、とても親切な方で、高感度抜群。
まずはラマとアルパカを飼っているところへ案内してくれました。
アルパカはラマの兄弟みたいなもので、ラマより足が短く毛が長い、
そしてかわいいと私の見分け方はこんな感じです。
ピサックという町を回ります。
山には遺跡があるのですが、徒歩で1時間かかるというので諦め。
マーケットを見て回りました。
が・・・・・あまりの凄まじさにすっかり食欲をなくした私達。
露天でスープやご飯が売られているのですが・・・・・・・・どれも食欲をなくすようなものばかり。
自分ではどんな汚いところでも食べれる自信があったのですが・・・・・・駄目でした。
ケビンは半分吐きそうになりながら車へ。
すっかり食欲をなくした私達。
軽くスナック菓子だけ買ってくるまで食べました。情けない・・・。
アリパカの毛を編んでいます
アリパカ
ラマの子供
羊の群れに会いました
アヒルも七面鳥も野放しです
12時を回ってちょっとお腹が空いていたけど、オリャンタイタンボへ向かいます。
今まで見た遺跡に比べて保存状態が良いと聞いていたので期待。
町の中を抜けると大きな遺跡に出ました。
高い山々に囲まれて
とても神秘的です。
ここの石は向こうに見える
山から運ばれてきたそうです。
あんな遠いところから、巨大石を運ぶなんて、どうやってのかしら???
オリャンタイタンボを運転手のラファイエさんが案内してくれました。
もちろん、スペイン語です。
私もはじめは聞いていたのですが、分からず・・・・・結局本を見ながら歩く。
ケビンは、ラファイエさんの説明を一生懸命聞いてます
どうやってコミュニケーションを取ったのか、ケビンとラファイエさんはとっても仲良しに。
2時間ほど周ったのですが、ラファイエさんは一生懸命説明、ケビンも分からないスペイン語を一生懸命理解しようとしていました。
改めてケビンのEQの高さを感じさせられました。
彼は言葉が分からなくても、誰とでも仲良くなれるという特技を持っています。
日本の私の友達ともすぐに仲良くなってしまいます。
そんな彼を見るたびに、
「外国で生活するにはこれが必要だな・・・」と反省させられます。
私にはまだまだ、彼のようなコミュニケーション能力はありません。見習わないと・・・。
すっかり仲良しになったケビンとラファイエさん。
ケビンが食事に誘い、一緒に昼食を食べることに。
観光者用のレストランに連れて行かれるかなって思ってたけど、なんと彼の連れて行ってくれたのはローカルレストラン。
メニューも何もありません。
ケビンは未だ調子が悪いため、スープを注文。
つられて、私もスープを注文。それを見てラファイエさんもスープを注文。
3人でスープとパンを分け合って食べました。
ご主人もおもしろい方で、4人で分からないスペイン語でわいわい言いながら、食事。
普通なら観光者向けの高いレストランに連れて行くのでしょうが、
こうやって地元のレストランへ連れて行ってくれた彼。
彼の人のよさを感じた出来事でした。
次の目的地へ向かっていたところ、ラファイエさんの車が変な音を立て始めました。
たまらずケビンがストップをかけて、停車。
原因分からず、近くの町の修理工場へ。
応急処置だけしてもらって、とりあえず次の目的地へ向かいます。
町の人たち
車点検中
最後の目的地チンリェーロ。
かつてインカ帝国の城があったところにスペイン人が教会を立てた場所です。
今でも城の基底部だけは残っています。
車の故障ですっかりタイムロスをしてしまい、到着したのは夕方。
もう暗くなりかけていましたが、キーンとした冷たい空気の中、夕暮れに見る遺跡もなかなかのものでした。
クスコに着いたのはもう7時。
彼は12時間案内をしてくれたのでした。お疲れ様。
チップは2人で話し合って20ソル渡すことに決めました。
が・・・・・ケビンがこっそり10ソル上乗せしていたのを、私はちゃーんと知っています。(笑)
ケビンはこんな人なのです。
明日は早いので簡単に食事を済ませようと外へ。
食事を済ませて店を出ると、なんと私達のホテルがある道が封鎖されていました。
人に聞いても英語が通じず・・・・英語が分かる人が「テロだ!!」なんてガセネタをばら撒いていたり。
確かに拳銃を持った警察が続々とやってきます。
どうしよう・・・・・・
そんな時にちょうどアメリカ人のご夫婦を見つけ話を聞くと
どうもカテドラル(教会)に絵を盗もうと泥棒が入ったらしく、その泥棒が私達のホテルの方に逃げたらしい・・・というのです。
それは大変だ。
しかも、犯人は複数で銃を持っているとのこと。
教会の屋根に警察が上ったり、塔に警察らしき影が・・・・・・・・
それを見て、おじさん
「おおおお!犯人がどこにいるか分かったよぉ。さっき影が見えたからね。」・・・と大興奮。
ケビンも「安全なここで待ってて」と私を残し、カメラを持って行ってしまいました。
残された私とおじさんの奥さん。
2人でため息をつきながら、2人の帰りを待つのでした。
男の人ってまったく・・・・・・・・
結局1時間ほどしてやっとホテルへ戻れました。
明日はマチュピチュへ。朝早いから早く寝ようと思っていたのに・・・・・・結局寝たのは12時でした。
トホホホホ・・・・・